大規模な雪崩で住民孤立、アンカレジ市長が避難呼びかけ 米アラスカ州
(CNN) 米アラスカ州アンカレジのイーグルリバー地域で巨大な雪崩が発生して100世帯が電気のない状態で孤立し、市長が緊急命令を出して住民に避難を呼びかけた。
当局者によると、24日夜の雪崩によって100世帯で停電が発生。アンカレジのデイブ・ブロンソン市長は緊急命令の中で、雪崩による建物や道路の損壊で住民が切り離されて孤立し、健康や安全、福祉が脅かされかねない重大な状況が差し迫っていると指摘した。
さらに、アンカレジの住民はライフラインや安全、公共サービスの中断に見舞われている、あるいは見舞われる可能性があるとしている。
CNNは25日の時点で警察の話として、雪崩に巻き込まれた人や損壊した住宅についての報告は入っていないと伝えていた。雪は非常に不安定な状態にあることから近づかないよう警察は呼びかけている。
当局によると、雪崩は深さ約18~24メートル、幅約30メートルだった。
アンカレジ警察は25日未明、ハイランドロードの住民が雪崩によって孤立したとの通報を受け、対応したと発表していた。