黒人男性死亡事件、元警官に禁錮21年の判決 米連邦地裁
法廷でショービン被告はフロイドさんの子どもたちに向けて「これからの人生の幸運を祈ります」と言葉少なに語ったが、謝罪はしなかった。
フロイドさんの弟のフィロニーズ・フロイドさんは、「ただ、すまなかったとか言ってほしかった。けれどそれで兄が戻ってくるわけではない」と話した。
検察側は、フロイドさんの公民権を奪った罪に対して禁錮25年と保護観察5年を求刑していた。弁護側は禁錮20年を求めた。
州の裁判所は21年6月、フロイドさん殺害の罪でショービン被告に有罪を言い渡し、同被告側が判決を不服として控訴していた。
20年5月に起きた事件では、ショービン被告がフロイドさんの首と背中をひざで押さえつける様子が撮影され、全米で抗議運動が巻き起こった。