遺体を遺族に無断で業者に販売、葬儀業者の女２人に禁錮刑　米コロラド州

（ＣＮＮ） 米コロラド州で葬儀業を営んでいた母娘が、遺族に無断で遺体や遺体の一部を仲介業者に売り渡したとして４日、禁錮刑を言い渡された。米連邦検察が明らかにした。

検察によると、ミーガン・ヘス被告と母のシャーリー・コック被告は、遺体を仲介業者に売り渡す行為にかかわったとして郵便詐欺やほう助などの罪に問われ、ヘス被告は禁錮２０年、コック被告は同１５年の実刑を言い渡された。

検察の報道発表では、当該の事件を捜査した連邦捜査局（ＦＢＩ）デンバー支局の特別捜査官代理が２人について、「何百人もの被害者の信頼を裏切って遺体を損壊した」と述べ、金欲しさに遺族には無断で遺体や遺体の一部を売り渡したと断定した。

司法取引によると、コロラド州モントローズで葬儀業を営んでいた２人は、２０１０年～１８年にかけ、自分や家族の火葬を希望する人たちと面談していた。