ロシアが安保理議長に、「4月1日の冗談」と酷評 米国連大使

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米国のトーマスグリーンフィールド国連大使/Kevin Dietsch/Getty Images

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使/Kevin Dietsch/Getty Images

(CNN) 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は6日までに、ロシアが4月から国連安全保障理事会の議長に就任したのを受け「エープリルフールの冗談」と酷評した。

月ごとに交代する決まりに従った議長役で、同大使は「我々はロシアが外交官の職業規範にのっとった対応を見せることを期待している」と指摘。その後に、「我々はまた、ロシアが議長の役目に乗じて偽情報を流し、ウクライナ問題で自らの政治宣伝を助長するであろうとも予期している」と釘を刺すことも忘れなかった。

「我々はロシアがその種の動きを見せたらすぐさま非難など対抗する措置の準備をしている」とも警告した。

米国としては安保理関連の会合などへの出席の頻度についてまだ決めていないとも説明。ただ、安保理で4月に予定される議事を処理するなど職務は遂行するとし、ウクライナ問題以外にも多くの課題を抱えているとも述べた。

一方、ロシアのネベンジャ国連大使は自国の安保理議長への就任が公正な采配への懸念を招いていることに反論。イラクへの侵攻が起きた2003年に米国は安保理議長を務めていたとの事実に注意を促した。

また、ロシアが安保理議長を最後に務めたのはウクライナ危機が起きた昨年2月だったが、異議申し立ては当時なかったとも述べた。

世界の秩序が維持される限り、ロシアの地位の変更を招くような国連の手続きの変更は一切ないだろうとも主張した。

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