3カ月で強盗30件余、男に禁錮28年 被害者の恐怖心に興奮 米
(CNN) 米東部コネティカット州の検察当局は2日までに、武装強盗や車両乗っ取りなどを2021年9~12月の3カ月間で立て続けに30件以上起こしていたとする25歳の男に連邦刑務所での禁錮28年の判決が下されたと発表した。
州内での犯行はコンビニ店を狙った武装強盗が28件、車両の武装乗っ取りが6件に車両窃盗が3件とみている。
同州ハートフォードの地方裁判所は、昨年12月に有罪を認めた強盗などの5件を基に今回の判決内容を決めた。ただ、連邦検察当局は一連の連続的な犯行全てへの関与も認めたとも述べた。
判決文書によると、連邦検察当局は被告は被害者をおびえさせることに興奮を覚えていたとの犯行の動機に言及。「一連の犯行が起きた期間や頻度の理由を唯一説明し得る動機になっている」とも説明した。
「ほぼ全ての犯行で、短銃のスライドを被害者の面前で引き、殺害を企てている」ことを見せつけ、「短銃を被害者の顔近くに突き付けて殺害すると脅し、現金やたばこなどを要求した」という。
被告の最初の犯行は21年9月2日に居住先の同州ニューブリテンで起こした、銃で女性を威嚇して車を盗んだことだった。地方裁判所に提出された刑事告訴状によると、2時間後には同州サジントンで高齢男性の自宅から別の車を奪ってもいた。同月12日にはサジントンの給油所を襲い、銃を向けて現金やたばこに加え、レジ係のネックレスやブレスレットも強奪して逃げていた。
米連邦捜査局(FBI)は21年11月に被告の逮捕につながる情報提供に2万5000ドルの報奨金を提供すると発表。その約1カ月後、追跡を続けていた警察に逮捕された。