米サンフランシスコの中国総領事館に車が突入、運転者を射殺
(CNN) 米カリフォルニア州サンフランシスコで9日午後3時すぎ、中国総領事館に車が突入し、運転していた人物が射殺された。
サンフランシスコ市警(SFPD)の報道官が発表したところによると、車は総領事館のロビー部分に突っ込んだ。
数分以内に警官らが駆け付けた。運転者はロビーの中で警官に撃たれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
館内にいた人の数は不明だが、けが人は出なかったとみられる。
同報道官は記者会見で、警官が発砲した理由や、運転者が武装していかどうか、車を意図的に突入させたのかには言及しなかった。
総領事館の報道担当者は、建物が重大な損傷を受け、人々が負傷や死亡の危険にさらされたとする非難声明を発表。法に基づく迅速で真摯(しんし)な捜査を求めた。
中国総領事館はサンフランシスコのジャパンタウン地区にある。警察報道官は、事件が総領事館内で起きたため複数の機関や管轄権がかかわり、警官による通常の発砲事件とは扱いが異なると指摘した。