米747型貨物機、エンジン出火で緊急着陸 火噴いての飛行目撃

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米フロリダ州マイアミで、離陸直後にエンジンから出火しながら飛行する貨物機

米フロリダ州マイアミで、離陸直後にエンジンから出火しながら飛行する貨物機

(CNN) 米連邦航空局(FAA)は20日までに、アトラス航空のボーイング社製747-8型機の貨物機が米フロリダ州マイアミの空港を離陸直後にエンジン不調に襲われ、同空港に引き返して緊急着陸したと発表した。

管制塔との交信記録によると、同機はエンジン出火を連絡。FAAのインシデント報告によると、不具合が起きたのは左主翼の機体寄りにある第2エンジンだった。

緊急着陸後の点検で、同エンジン上部にソフトボール大の穴が見つかったという。

飛行状況の追跡サイト「FlightAware」によると、同機は18日夜、米自治領プエルトリコへ向かっていた。同機の離陸後の滞空時間は約14分間で、エンジン不調は飛行開始の約3分後の可能性がある。

航空無線サイト「Liveatc.net」上の音声記録によると、同機の操縦士は「緊急事態。大きなエンジン出火。空港への引き返し要請」などと伝えていた。

エンジンから火などを噴きながら飛行する同機の姿はマイアミの地元住民も目撃。CNNの取材に「非常に恐ろしい光景だった」とも振り返った。

アトラス航空によると、同機の乗務員は通常の手順を全て踏み、マイアミ国際空港へ午後11時ごろ、無事に戻ったとした。エンジン不調の原因調査を始めるとし、FAAや米運輸安全委員会(NTSB)も調査に着手すると述べた。

FAAの記録によると、緊急着陸した機材は2015年の製造。ボーイング社はCNNに寄せた声明で、NTSBの調査を支援すると発表した。

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