サウジがイスラエルとの国交正常化に関心、パレスチナ国家への道筋も希望 米国務長官
(CNN) 米国のブリンケン国務長官は、サウジアラビアが依然としてイスラエルとの国交正常化に対して「強い関心」を寄せていると述べた。一方、サウジアラビアのムハンマド皇太子は、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘は終結させなければならず、パレスチナ国家樹立へ向けた明確で信頼できて期限を定めた道筋が示されるべきだと明言した。
ブリンケン長官は5日、サウジの首都リヤドで2時間余りにわたりムハンマド皇太子と会談した。ブリンケン長官は7日、イスラエル・テルアビブで、イスラエル高官と会談を行う予定。
ブリンケン長官は前回と今回の中東歴訪で、イスラエル政府がサウジとの国交正常化を望み、ガザでの安全保障と復興のために中東諸国からの支援を望むのであれば、「困難な」決断を下して、「2国家解決」に向かわなければならないと強調してきた。
イスラエルのネタニヤフ首相は繰り返し、パレスチナ国家という考えを否定している。ネタニヤフ氏はまた、ガザでの戦闘は数カ月間続くとの見方を示している。