航空機はマドゥロ氏の国外旅行に使用され、飛行は「ベネズエラの軍事基地との往復にほぼ限定されていた」という。
ベネズエラ政府は2日、声明で、この押収を「海賊行為」と表現。米国は今年7月のベネズエラ大統領選に異議を唱えて以降、マドゥロ政権に対する「攻撃」をエスカレートさせていると非難した。
「米当局は再び、海賊行為としか言いようのない犯罪行為を繰り返し、同共和国大統領が使用していた航空機を違法に押収し、世界中で違法かつ一方的に課している強制措置を正当化している」(ベネズエラ政府)
米当局は長年、ベネズエラ政府の数十億ドルに及ぶ資金の流れを断ち切ろうとしてきた。
ドミニカ共和国の高官はCNNに対し、マドゥロ氏の航空機は米当局に押収された当時、ドミニカ領内で整備中だったと語った。押収されるまでマドゥロ氏のプライベート機が国内にあるとする記録はなかったという。