トランプ氏、「2月1日にも中国に10%の追加関税」 会見で語る

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中国東部の港湾に積まれたコンテナを捉えた空撮写真=22年9月/AFP/Getty Images

中国東部の港湾に積まれたコンテナを捉えた空撮写真=22年9月/AFP/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は21日、中国からの輸入品に対して来月1日にも一律10%の追加関税を課す考えを示した。ホワイトハウスの大統領執務室で開いた記者会見で語った。

トランプ氏は就任初日の20日、メキシコとカナダに対する25%の関税を予告したが、中国については自身の政権1期目に導入した関税の効力がまだ続いていると述べるにとどまっていた。

方針変更の背景は明らかでないが、大統領選の公約では中国からの輸入品に対する60%の関税を提案していた。

21日の会見では、中国からメキシコ、カナダ経由で大量の合成麻薬フェンタニルが米国に流入していると述べ、関税発動を警告することで中国は取り締まりを強化する可能性があると主張した。

また「先日も中国の習近平(シーチンピン)国家主席とこの件について話し合った」と語り、フェンタニルの流入を止める必要があると伝えたことを明らかにした。

さらに、1期目の間に習氏と交渉し、米国へ麻薬を送り込む密売人に死刑を適用するとの同意を取り付けていたにもかかわらず、バイデン前大統領が引き継ぎを怠ったと改めて主張した。

米株式市場では、関税強化がインフレ悪化を招くとの懸念が強い。トランプ氏が20日に具体的な関税発動に至らなかったことを受けて、21日のダウ工業株平均は500ドルあまり値上がりした。

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