メキシコ大統領、国の主権と在米メキシコ人を「守る」

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メキシコのシェインバウム大統領=21日、メキシコ市の国立宮殿/Luis Cortes/AFP/Getty Images

メキシコのシェインバウム大統領=21日、メキシコ市の国立宮殿/Luis Cortes/AFP/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領の署名した大統領令とその措置が米国に在住する数百万人のメキシコ移民に影響を及ぶ可能性があることを受け、メキシコのシェインバウム大統領は21日、メキシコが主権を守り、在米のメキシコ人を支援すると述べた。

シェインバウム氏は記者会見で、トランプ氏が20日に署名した大統領令について、トランプ第1次政権のものとよく似ていると指摘した。

シェインバウム氏は、そうした大統領令について、すでに経験しているとしたうえで、メキシコと米国との国境に到着した移民の数は当時よりもはるかに少なくなっていると語った。

トランプ氏は大統領就任の初日だった20日に、移民をめぐってさまざまな措置を打ち出した。そのなかには、南部国境での国家非常事態の宣言や、移民を対象にしたアプリの廃止、出生地主義による市民権付与の停止に向けた手続きなどが含まれる。

トランプ氏の大統領令ではまた、犯罪カルテルを外国のテロ組織に指定する。シェインバウム氏はこの問題については、ルビオ米国務長官と取り組みを進める考えを明らかにしたが、メキシコは「自由、独立、主権」の国であり、政府はメキシコの法律に基づいて行動すると指摘した。

シェインバウム氏は、トランプ氏が大統領令を通じて「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に改称したことについても言及し、メキシコをはじめとする残りの国々には、その地域をメキシコ湾として認識し続けるとの見方を示した。

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