中国監視船8隻、尖閣諸島周辺の領海に侵入
香港(CNN) 日本の海上保安庁は23日、沖縄県・尖閣諸島(中国名:釣魚島)沖の領海に中国の海洋監視船8隻が侵入したと発表した。
海上保安庁によると、尖閣諸島を巡る緊張が高まった昨年以降、一度に侵入した中国船の数としては最も多い。
中国の国家海洋局は同日、尖閣諸島で「平常の巡視活動」に当たっていた監視船3隻が、同諸島周辺の海域で複数の日本船を発見したと発表。監視船5隻を増派し、いくつかの方向から監視していると述べた。
日本が昨年9月に尖閣諸島を国有化した後、中国では各地で反日デモが続発。デモは沈静化したが、中国船はその後も周辺海域を航行し、両国の船が互いに警告を発する場面が繰り返されてきた。