カナダでアルカイダ支援の列車テロ計画、男2人逮捕

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カナダでアルカイダ支援の列車テロ計画、男2人逮捕

(CNN) カナダ警察は22日、トロント周辺で国際テロ組織アルカイダの支援を受け、旅客列車を狙ったテロを計画していた疑いで、男2人を逮捕したと発表した。

逮捕されたのはモントリオール在住のチヘブ・エセガイヤー容疑者(30)とトロント在住のライード・ジャサー容疑者(35)。警察は両容疑者の名前を公表し、カナダ国籍ではないと述べたが、出身国やカナダへの渡航時期は明らかにしていない。

両容疑者はトロント都市圏内で国営VIA鉄道の列車を脱線させ、乗客の殺害を共謀した疑い。警察幹部によると、イランのアルカイダ勢力から「指導や指示」を受けていたとみられるが、同国政府の関与を示す証拠はないという。犯行が予定されていた時期は不明だが、当局は「計画段階にあり、目前に迫ってはいなかった」としている。

警察当局者が匿名でCNNに語ったところによれば、米ボストン・マラソンでの爆破テロとの関連性はみられない。

米下院テロ対策・情報小委員会のピーター・キング委員長は同日、CNNとのインタビューで、カナダから米国へ向かう列車が標的だったとの見方を示した。

カナダの公共放送CBCは「高官級の情報筋」の話として、当局が1年以上前から両容疑者を監視していたと伝えた。捜査は、カナダ捜査当局と米連邦捜査局(FBI)、米国土安全保障省などによる共同作戦の一環として行われたという。

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