インド仏教聖地で爆発相次ぐ、2人負傷
ニューデリー(CNN) ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されたインド東部ビハール州の仏教の聖地ブッダガヤで7日に爆発が相次ぎ、当局によると2人が負傷した。
爆発は8回にわたって発生し、このうち4回は、釈迦(しゃか)が悟りを開いたとされる菩提(ぼだい)樹で有名なマハーボーディ寺院で起きた。寺院の建物の損傷は免れた。
ビハール州警察によると、残る4回の爆発はブッダガヤ一帯の聖地で発生した。
この爆発で、チベット族の1人(50)とミャンマー国籍の1人(30)が負傷した。
現時点で犯行声明などは出されていない。警察は、インドのイスラム組織「インディアン・ムジャヒディン」による犯行の疑いもあるとの見方を示している。
インディアン・ムジャヒディンは2005年以来、インド各地で相次ぐ爆弾テロ事件を起こしたとされ、米国務省がテロ組織に指定している。