武装グループの一部が依然立てこもり ケニア襲撃事件
ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビ郊外のショッピングモールが武装グループに襲撃された事件は、発生後3日目に入った23日深夜までに当局が建物全体を掌握したと発表したものの、グループの一部は依然として立てこもりを続けている模様だ。
ケニア内務省や警察責任者はツイッターで、すでに4階建てモールの全フロアを掌握したと発表し、市民らに平静を呼び掛けた。一方、同国政府の高官2人がCNNに語ったところによると、内部にはまだ武装したメンバーが数人いる模様。人質が残っているかどうかは明らかでない。ケニア赤十字社は65人の安否が不明としている。
モールからは23日も断続的に銃声が響き、犯行グループの放火によるとみられる煙が立ち上った。事件の死者は少なくとも62人に上ったとみられ、この中には英国人6人、フランス、インド、カナダ人各2人、オランダ人1人が含まれている。
内務省が同日発表したところによると、犯行グループ側のメンバー3人が死亡し、ケニア軍兵士11人が負傷した。ケニア当局は空港などで出入国者の監視を強化。10人以上を拘束して事情を聴いている。