キリスト教会で自爆テロ、信者ら200人死傷 パキスタン
パキスタン・イスラマバード(CNN) パキスタン北西部ペシャワルのキリスト教会で22日に爆発があり、地元当局によると77人が死亡、120人以上が負傷した。
ペシャワル教区によると、礼拝が終わった直後に自爆テロ犯2人が正面入り口から教会の敷地内に侵入し、信者の中に入り込んで自爆した。日曜学校に通っていた子どもたちや聖歌隊のメンバーも犠牲になったという。
現時点で犯行声明は出されていない。
ペシャワル司教は追悼の談話を発表して祈りを呼びかけるとともに、地元自治体は少数派を守ることができなかったとして強く非難した。
パキスタンの人口1億9300万人のうち、キリスト教徒が占める割合は3%に満たない。
シャリフ首相もテロ非難の談話を発表し、罪のない人々を標的とする行為はイスラム教の教えに反すると強調した。
ペシャワルを州都とするカイバル・パフトゥンハ州はイスラム過激派の活動が活発で、治安部隊と武装集団との衝突が頻発している。