台風19号が香港直撃か、22日か23日に上陸の恐れ
(CNN) 香港気象台は22日、台風19号(ウサギ)が同日、香港やマカオ、中国大陸の広州や香港を結ぶ三角地帯を直撃しかねないコースを進んでいると警告した。22日もしくは23日に人口が密集する香港の東部地区へ上陸する恐れもある。
香港の現地時間22日午前9時(日本時間同10時)の時点では、同台風は香港から東へ約389キロ離れたところに位置し、時速約17.7キロで西北西へ向かっている。
米海軍の合同台風警報センターによると、風速は約51メートルを維持しているが、20日に観測した約72メートルからは弱まった。
中国の国営新華社通信によると、台風の接近に伴い南部の福建省当局は住民8万人以上を退避させ、災害対策要員5万人以上を配置した。広東、浙江両省当局も避難対策などに着手した。
新華社は、中国南部沿岸の一部航路や本土と台湾を結ぶ航路は運航が中止され、漁船4万4000隻以上が港への退避を命じられたとも伝えた。