国際学力調査で上海トップ アジアが上位を独占

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読解力では上海の570点に続き、香港、シンガポール、日本、韓国が高得点を記録した。米国と英国はOECD平均とほぼ同じ成績だった。

科学的リテラシーは上海が580点と、平均点に2学年分近い差をつけた。香港、シンガポール、日本がこれに続き、5位にアジア以外から唯一、フィンランドが入った。米国はほぼ平均レベル、英国は平均をやや上回る514点だった。

OECD教育局のシュライヒャー次長は、上海の好成績には生徒たちの意欲と自信が関係しているとの見方を示す。同氏はCNNの番組で「上海の生徒は10人のうち9人が、自分の努力が成功につながると確信している」と語った。

総合7位となった日本でも、「難しい問題を後回しにするか」という質問に「当てはまらない」「まったく当てはまらない」と答えた生徒が80%、「問題にぶつかったとき簡単にあきらめるか」という質問に同様の答えを返した生徒が68%を占めるなど、意欲の高さを示す調査結果が出たという。

上海の教育制度についてはさらに、教師の待遇が良く、海外を含む研修の機会にも恵まれていること、家庭や社会全体に子どもの学力を重視する文化があることなどが指摘されている。

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