「世界最大の選挙」始まる、政権交代なるか インド
(CNN) 「世界最大の民主主義国」と言われるインドで7日、総選挙の投票が始まった。有権者の数は8億1400万人と米国と西欧諸国の人口を合わせたよりも多い。
10年にわたって政権を率いてきたシン首相が政界からの引退を表明しており、今回の総選挙はこれまで以上に大きな意味を持つかもしれない。
汚職や高いインフレ率、減速する経済成長など社会的な懸念が広がるなか、有権者は、シン政権を支えた国民会議派か、最大野党インド人民党(BJP)かの選択を迫られそうだ。
米調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査によれば、次の政権を担う政党としてBJPを挙げた人の割合は63%。国民会議派は19%だった。
投票期間は5月12日までの5週間。投票所のスタッフや治安要員として1100万人が動員され、選挙費用は50億ドルに達するともいわれる。