豪当局者、「最も見込みある手がかり」 マレーシア機不明
マレーシア・クアラルンプール(CNN) 約1カ月前に消息を絶ったマレーシア航空機370便の捜索がインド洋で行われているなか、捜索活動を指揮するアンガス・ヒューストン前豪州軍司令官は7日、インド洋で検知した信号が飛行記録などを収めた「ブラックボックス」から発信されるものと一致するとして、「最も見込みのある手がかり」が見つかったと明らかにした。中国船がこれまでにインド洋で信号を検知したなどとしていた。
ただ、ヒューストン氏は「まだ証拠を確認したわけではない」とも付け加えた。
信号は4500メートルの深さから発信されているという。
この信号が実際にマレーシア機からのものかどうかを確認するには数日かかる見通し。
ヒューストン氏は、1週間前よりも楽観的になっているとしながらも、「機体の残がいを見つけたい」とも述べた。
マレーシア機発見の可能性が高まるなか、別の疑問も生じている。
マレーシア政府高官は、CNNに対し、同機は通信を絶って予定の針路を外れた後、意図的にインドネシアの領空を避けて飛行していたと指摘。マレーシア機を操縦していた人物がレーダーに検知されないルートを選んだ可能性があるという。