ルワンダ大虐殺から20年、首都で追悼式典
フランス外務省はこの発言に「驚いている」としたうえで、「こうした非難は両国の間で数年にわたって行われてきた対話と和解のプロセスに矛盾する」との声明を出した。
ルワンダ大虐殺は1994年4月6日、多数派フツ族の大統領を乗せた飛行機が墜落したことが発端となり、フツ族の過激派が少数派のツチ族やフツ族の穏健派を殺害。3カ月で推定80万人が死亡した。
数百人から数千人のツチ族が集まっていた教会が放火されたり、なたを持った集団が民家を襲って子どもや老人を虐殺したケースもあった。
フランスは虐殺が起きる前からフツ族の政権を支持していたが、事件への関与は否定してきた。ルワンダは2006年にフランスとの外交関係を絶ち、3年後に国交を回復した。ベルギーは1962年までルワンダを植民地としていた。