ウクライナ軍、親ロシア派から東部2都市を奪還
キエフ(CNN) ウクライナ軍は5日、親ロシア派が占拠していた同国東部ドネツク州のスラビャンスクとクラマトルスクを掌握したと宣言した。
ウクライナのポロシェンコ大統領は同日、親ロシア派の武装勢力がスラビャンスクから退去したと発表した。国家安全保障国防会議の報道官によると、武装勢力が住宅や民間施設に入り込んでいたため奪還作戦は難航したという。
アバコフ内相は、スラビャンスクの武装勢力は司令官以下、大半が逃走したと述べた。武装勢力の指導者によれば、司令官らは中心都市ドネツクへ向かっている。武装勢力側は戦闘継続の構えを示している。
ウクライナのヤツェニュク首相は同日、スラビャンスクに隣接するクラマトルスクも奪還したと発表した。インターネットの交流サイトには、同市に掲げられたウクライナ国旗の映像が流れた。
ウクライナは先月、親ロシア派武装勢力との停戦を宣言したが、期限切れを受けて今月1日に軍事作戦を再開していた。