W杯祝賀会でファンが暴徒化、120人逮捕 アルゼンチン
(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)決勝戦が行われた13日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれた祝賀イベントでファンの一部が暴徒と化し、少なくとも120人が警察に逮捕された。国営TELAM通信が伝えた。
アルゼンチンは今大会で1990年以来24年ぶりに決勝に進出。決勝では延長戦の末1-0でドイツに敗れたものの、ファンが健闘をたたえてブエノスアイレス中心部に集まっていた。
地元メディアの報道によると、祝賀イベントは最初は平穏に推移していたが、数時間後、一部の参加者が暴徒と化し、商店のガラスを割ったり劇場から略奪したり、報道陣に暴行するなどした。
警察官に対しても瓶や石を投げるなどしたため、警察は放水や催涙弾で応酬したという。
この衝突で警察官15人を含む少なくとも20人が負傷した。
アルゼンチンはW杯優勝は逃したものの、リオネル・メッシが最優秀選手賞を受賞した。
ある男性は「彼らは全力を尽くした。今回は(優勝は)かなわなかったけれど、私たちは十分満足だ」と話している。