マレーシア機撃墜 混乱の現場、ブラックボックスも行方不明
ボーサキュー氏によると、調査団が現場にいられたのはわずか1時間15分ほどだったという。遠くではミサイルの音が聞こえ、調査団は不安になったとしている。
ボーサキュー氏は、現場から遺体が運ばれたかどうかは分からないが、現場保全が損なわれる恐れがあると警告した。この墜落現場は、電気もなく、アクセスが難しい場所にある。
ボーサキュー氏は「現場はまったく安全が確保されていない」と指摘。
「(監視している武装集団は)われわれがいた場所にテープを張っていたようだが、それ以外は誰でも簡単に現場に入って、証拠を改ざんしたり、残骸を移動できる。そのため、やるべきことは沢山ある。専門的な作業を早急に行う必要がある」と付け加えた。
米国の捜査当局者は、米連邦捜査局(FBI)が2人の捜査官を現地に派遣することを明らかにした。ただ調査の指揮はウクライナ政府が執る。