ウクライナ東部で戦闘続く、空港をロシア軍が攻撃か
(CNN) クライナ東部で激しい戦闘が続くなか、ウクライナ軍は1日、ルガンスクの空港がロシア軍の戦車隊に攻撃されたと発表。現地の情勢を監視する欧州安保協力機構(OSCE)の報道官によると、ルガンスクの住民らは水や電力の供給を受けられず、人道危機に直面している。
一方、ロシア側は依然としてウクライナへの部隊派遣を否定している。ラブロフ外相は「ウクライナ軍が民家や学校、病院への砲撃をやめるよう、欧米諸国から働き掛けるべきだ」「制裁を科すと脅したり、親ロシア派の武装解除を一方的に求めたりしても問題は解決できない」などと述べ、「交渉による解決」を主張した。
プーチン・ロシア大統領は8月31日、住民を守るために「ウクライナ南東部における政治機構や国家」の問題について話し合いを始めるべきだと発言した。
東部の独立に言及したとして物議を醸したが、大統領府はその後、全関係者による包括的な話し合いを提案したにすぎないと説明した。