シリア北部で塩素ガス使用、OPCW調査団が結論

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シリアでの化学兵器使用の調査を行う様子 (c)OPCW.ORG

シリアでの化学兵器使用の調査を行う様子 (c)OPCW.ORG

(CNN) シリアでの化学兵器使用について調べていた化学兵器禁止機関(OPCW)は10日、同国北部で今年に入って塩素ガスが使われた可能性が極めて高いとの判断に至ったと発表した。

OPCWは、有毒化学物質が「組織的に、繰り返し」使われたと確認せざるを得ないと指摘。これまでに収集した情報から「高い確信をもって、問題の化学物質は塩素だとの結論に至った」と説明した。

ただ、化学兵器を誰が使ったのかには言及しなかった。OPCWによれば、調査団はシリア政府が複数の村で塩素ガスを使ったという証言について調べていたという。

5月には調査団に加わっていたメンバー数人が一時的に拉致されたが、その日のうちに解放されている。

OPCWによると、シリア政府が申告した化学兵器は6月までにすべて同国から搬出された。米国は、このうち危険度が高いものを海上で廃棄したと発表している。

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