ISIS、米ジャーナリストを殺害前から拷問か 米紙報道
(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズは27日までに、シリアでイスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の人質となり殺害映像を公開された米国人ジャーナリストのジェームズ・フォーリーさんが、殺害される前から激しい拷問を受けていたと伝えた。
ニューヨーク・タイムズによると、フォーリーさんら人質は、処刑すると脅されたり拷問を受けたり、食べ物を与えられなかったりした。フォーリーさんは特に激しい拷問の対象となり、殴打や水責め、「処刑ごっこ」などで痛めつけられたという。
同紙は情報源として、元人質5人と現地の目撃者、人質らの親族や同僚からの話を挙げている。
フォーリーさんは2012年、シリアでの取材活動中に行方不明となった。ISISは今年8月、フォーリーさんの首をはねて殺害する映像を公開。その後、米国人ジャーナリストのスティーブン・ソトロフさん、英国人支援活動家のデービッド・ヘインズさんとアラン・ヘニングさんを同様の手口で殺害。さらに米国人支援活動家のアブドゥルラーマン・カッシグさんの殺害を予告している。