カナダ、エボラ流行国滞在者のビザ申請処理を停止へ
(CNN) カナダのクリス・アレクサンダー市民権・移民相は10月31日、エボラ出血熱が大流行している西アフリカ諸国を訪れた外国人からのビザ申請の処理を停止すると発表した。当局によると、流行国を訪問した人が提出したビザ申請書は、申請者に返還されるという。
ただ、今回の措置は現在西アフリカに滞在するカナダ人には適用されないため、現在西アフリカで勤務するカナダ人の医療関係者の帰国は認められる。オーストラリア政府も27日に同様の措置を講じている。
アレクサンダー氏は「カナダ人を守ることが最優先」と述べた上で、「われわれは国内の備えを強化する一方で、今後も国内外のパートナーと連携し、西アフリカにおけるエボラ出血熱の大流行への取り組みを支援していく」と語った。