スペイン憲法裁、カタルーニャの非公式住民投票も差し止め

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9月11日の「カタルーニャの日」の様子。非公式の住民投票にも差し止めの判断が下された

9月11日の「カタルーニャの日」の様子。非公式の住民投票にも差し止めの判断が下された

マドリード(CNN) スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立の是非を巡り、9日に予定されていた非公式の住民投票について、同国の憲法裁判所は4日、実施を差し止める判断を下した。

カタルーニャ自治州はもともと9日に住民投票を予定していたが、これを違憲とする中央政府の申し立てにより、先月末に憲法裁が差し止め命令を出した。同自治州のマス知事は、同じ日にボランティア・スタッフによる非公式の「民意調査」という形で投票を実施すると表明していた。

しかし中央政府は新たな投票も違憲だと主張して憲法裁に訴え、憲法裁はこれを受けて差し止めを命じた。

ただし同自治州では、独立派の市民団体が投票に向けた準備を続行。4日には各報道機関に対し、9日夜に投票結果を取材するための許可証の受け取り場所について通知を送っていた。

世論調査によると、同自治州では住民の大半が投票の実施を望んでいる。一方で独立に賛成票を投じる人は半数に満たないとの調査結果も出ている。州政府が先週実施した調査では、独立賛成の票を入れると答えた人は全体の49.4%だった。

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