アンコール遺跡でヌード撮影 米姉妹に退去処分
(CNN) カンボジアのアンコール遺跡でヌード写真を撮影していた米国人の姉妹が、国外退去を言い渡された。同遺跡では最近、観光客らがヌードになる行為が相次いで見つかり、当局が対応に苦慮している。
米国から観光に訪れた姉妹は6日、同遺跡のプリアカン寺院で体の一部を露出して写真を撮っているところを見つかり、拘束された。
遺跡保護管理当局の報道官はCNNに「他者の文化を侮辱する行為。特に傷つくのは、アンコール巡礼のために節約している貧しいカンボジア人たちだ」「アンコールはカンボジアの全国民と世界の仏教徒にとって神聖な場所だ」と語った。
姉妹は100万カンボジアリエル(約3万円)の罰金と禁錮6か月の執行猶予付き判決を言い渡され、今後4年間カンボジアへの入国を禁止された。