ISIS人質の米国人女性、家族が死亡を確認
(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の人質となっていた米国人女性、ケイラ・ミューラー(26)さんの家族は10日、ミューラーさんの死亡を確認したとの声明を出した。
ISISは6日、本拠地のシリア北部ラッカでミューラーさんが死亡したと発表していた。ISISはミューラーさんがシリア軍に空爆された建物の中にいたと主張したが、死亡を裏付ける証拠は示さず、がれきの写真だけを公開していた。
米国家安全保障会議(NSC)のミーハン報道官によると、ミューラーさんの家族は8日までに、ISISから直接メッセージを受け取った。情報当局がこの情報を分析した結果、ミューラーさんは死亡したとの結論に至った。
捜査当局者が匿名で語ったところによれば、この情報からミューラーさんの死因は特定できないという。
家族は声明の中で「ケイラは自由と正義、平和を求める人々を助けるために短い生涯をささげた」と述べた。