ISIS人質の米国人女性、家族が死亡を確認
オバマ米大統領はケイラさんの死を悼む声明を発表。さらに家族との対話で「ケイラさんを拘束し死亡させたテロリストたちに対する裁きと、遺族への支援に全力を尽くす」と約束した。
ホワイトハウスのアーネスト報道官によれば、シリアでは少なくとももう1人の米国人が人質となっている。地域全体ではさらに複数の米国人が拘束されているとみられる。
ミューラーさんは大学卒業後、インドやイスラエル、パレスチナなどで人道支援団体の活動に参加。12年からトルコとシリアの国境付近でシリア難民の支援に当たっていたが、13年8月にシリア北部アレッポでISISに拘束された。ISISは昨年5月、家族に接触してミューラーさんが生存している証拠を示し、8月13日までに700万ドル(約8憶円)近い身代金を支払わなければミューラーさんを殺害すると脅していたとされる。
ミューラーさんの親族は、昨年春に拘束中のミューラーさんから送られたという手書きの書簡を公開した。そこには「安全な場所で丁重な扱いを受けている。健康状態も良い」と書かれていた。