MERSの死者6人に、87人の感染を確認 韓国
ソウル(CNN) 韓国で中東呼吸器症候群(MERS)の不安が日増しに増大している。これまでに確認された患者は87人、死者は6人に増え、隔離された人は2300人を超えた。
今回の流行が最初に広がった首都ソウル周辺の京幾道や、多数の感染者を出した病院のある江南地区などでは、1800校あまりの学校が休校になった。
ソウルの朴元淳市長は、MERSに感染した医師がシンポジウムに出席していたことが分かったとして、このシンポジウムに参加した1565人全員に対し、自宅から出ないよう指示したことを明らかにした。
対象者の外出禁止を徹底させる措置も検討していると市長は言明。当局は、この医師が発症してからの行動についても詳しく調べている。
韓国国防省によると、ソウル南郊の烏山(オサン)空軍基地でMERS感染が確認された韓国空軍兵1人は、引き続き同基地内の病院に隔離されているという。