空軍兵士、シリアでISISに合流か オランダ国防省
(CNN) オランダ国防省は5日までに、同国空軍の男性軍曹(26)が最近シリアへ向かい、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と接触した可能性があることを明らかにした。
この可能性を示す証拠が得られたとしている。軍曹の名前は明らかにされていない。
国防省によると、検察当局が刑事捜査を開始した。軍曹の行動がオランダ軍に損害やリスクを与えた可能性などを調べるとみられる。軍曹は軍事情報などを入手出来る資格が剥奪(はくだつ)された。
同国のジャニン・ヘニス・プラスハルト国防相は、海外に渡航し、ISISに合流することは容認出来ず、罰せられる行為であると述べた。
オランダは、イラクやシリアでISIS拠点などへの空爆を続ける米軍主導の有志連合軍に参加。同国政府は昨年9月末、ISIS掃討戦にF16型戦闘機6機と兵士250人を派遣すると発表していた。F16機はイラク国外に配備し、作戦への参加は半年から1年までともしていた。