ロシア、エジプト便の運航を停止 プーチン氏が方針転換
ロシアはこれまで、機内の爆弾により旅客機が墜落したとする説を否定してきた。これが爆破テロであれば、シリアのアサド政権を支持して過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」など反体制派への空爆に踏み切ったプーチン大統領の決断への報復と取られかねないとの懸念が理由としてあるとみられる。
ロシアが今回、立場を転換させたことで、墜落の原因が爆発にあるとする見方が強まった。
調査員が事故現場を検分し、西側諸国の当局者が情報機関の報告書を調べるなかで、墜落は機体内部に設置された爆弾によるものとの見方が浮上していた。爆弾は旅客機が離陸したエジプトのリゾート地、シャルムエルシェイクで機内に持ち込まれたとの見方もある。