ロシア、エジプト便の運航を停止 プーチン氏が方針転換
(CNN) ロシアのプーチン大統領は6日、エジプト・シナイ半島でロシア・コガリムアビア社の旅客機が墜落したことを受け、墜落の原因が確定するまでロシアの航空会社のエジプト便について運航を停止すると決めた。クレムリン(ロシア大統領府)が明らかにした。
クレムリンは、「プーチン大統領は国会対テロ委員会(NATC)の勧告を受け、エジプト行きの航空便を停止した。大統領はまた、エジプトから帰国するロシア国民を支援するよう指示した」と述べた。
クレムリンのペスコフ報道官によると、米英両国はプーチン大統領が航空便の運航停止を決定する前、コガリムアビア機の墜落について、ロシア政府と諜報(ちょうほう)情報を共有していたという。
またプーチン大統領は、エジプトのシーシ大統領と、エジプト内の治安状況について会談。エジプト大統領府によると、両国の当該治安当局のあいだでの協力を強化することなどで合意したという。