オバマ大統領、中国を牽制 米でASEAN首脳会議
リビアに関してオバマ大統領は、「ISISがどこに現れようと後を追う」と言明し、特にISIS指導部を標的とした作戦に重点を置くと説明。「有志連合のパートナーとも連携し、ISISのリビア進出を阻止する」と力を込めた。
ロシアとの関係については「(シリアの紛争は)私とプーチン氏との争いではない」とした上で、ロシアはシリアのアサド政権を支持することによって自ら窮地に陥っているとの持論を展開。プーチン大統領がこのままシリアへの介入を続ければ、その代償は高くつくと指摘し、「ロシア経済の現状に目を向ければ、ロシアにとって最善とは言えないはずだ」との見方を示した。
ドイツ・ミュンヘンで12日に首脳国が合意したシリア停戦についても、もしロシアが「無差別な空爆」を続ければ成立の可能性は低くなるとの懸念を表明。「ロシアは米国と連携した方が賢明だ」と主張し、「今後数日の展開を見守り、引き続きパートナーと連携してISIS撲滅に力を入れる」と表明した。