ローマ法王、ギリシャの島を慰問 難民12人を受け入れ
また、バチカンへ戻る専用機内での記者団との会見で、全ての国は難民を歓迎する責任を担うと主張。「壁を築くことは解決策にならない」と強調した。
法王の同島訪問には、東方正教会のコンスタンチノープル総主教やギリシャ正教会のアテネ大主教も同行した。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ高等弁務官は法王の今回の行動について連帯を示す強力な意思表示とたたえた。
レスボス島のキャンプなどにはシリアやイラク、アフガニスタンなどを逃れた難民ら数千人がいる。ギリシャ政府によると、法王のレスボス島到着前の24時間内にトルコからギリシャの諸島へたどり着いた難民らは125人を記録した。