南米エクアドル沿岸部でM7.8の地震、28人死亡
(CNN) 南米エクアドルで16日夜、大規模な地震が発生した。米地質調査所(USGS)によると、震源は首都キトから約170キロ離れた沿岸部で、マグニチュード(M)は7.8。グラス副大統領はテレビ演説で、少なくとも28人が死亡したと発表した。
グラス氏によると現地には緊急事態宣言が出され、津波の恐れに備えて沿岸部の住民が避難した。
太平洋津波警報センター(PTWC)によると、太平洋諸国に出ていた津波警報は撤回されたものの、国内の沿岸部には依然として津波の危険がある。
最大都市グアヤキルの警官は国内放送局との会見で、橋の崩落現場から1人の遺体が収容され、さらに救出作業が続いていると述べた。
グアヤキルに住むCNNスタッフの兄弟からの情報によると、市内では一部の建物が損壊し、多数の世帯が停電に見舞われている。
エクアドルでは2010年8月にマグニチュード6.9の地震が起きていた。