ISIS、ロシア軍供用の基地攻撃か シリア
(CNN) 米情報関連企業ストラトフォーは26日までに、シリア中部でロシア軍が供用し補給面などで戦略的な役目を果たすT4基地で航空機や補給物資保管施設などが破壊されたことを示す複数の衛星写真を公表した。
ロシア国防省はCNNに寄せた声明で、破壊は過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の攻撃の結果とする情報を否定。破壊は、同基地でしばらくの間続いたシリア政府軍と反政府派の交戦によるものと説明した。ロシア軍に人的な損失はなかったと述べた。
ISISの関係メディアは今月15日、ホムスとパルミラの間にある同基地を攻撃したと主張していた。
ストラトフォーは衛星写真の公開に伴い、ロシア軍が受けた相当な規模の損失は同軍とシリア政府軍の補給線への脅威が続くことを示唆すると指摘。写真を分析する限り、被害の程度は1回の偶発的な爆発などで生じるものとは考えられず、同基地内の異なる場所が極めて正確に攻撃された形跡があると主張した。