ダイビングの女性死亡、サメの襲撃相次ぐ 豪州西部

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当局によれば、傷口などからホオジロザメに襲われた可能性が大きいという

当局によれば、傷口などからホオジロザメに襲われた可能性が大きいという

(CNN) 西オーストラリア州のパース沖でスキューバダイビングをしていた女性が死亡する事故があり、州政府は女性がサメに襲われたとの見方を示した。付近では5月末にも男性がサメに襲われて死亡していた。

警察によると、女性は5日、パースから約35キロ北部のミンダリーという人気スポットで、43歳の男性と一緒にスキューバダイビングをしていた。

男性は海中で何かが通り過ぎる気配を感じて水面に浮上し、別のボートに引き上げられた。海中では何かが争うような様子が見え、一緒に潜っていた女性が大けがをしていたという。

男性は女性を引き上げようとしたが、女性は岸にたどり着く前に死亡した。

男性はサメを目撃していなかったが、2人を助けたボートに乗っていた3人は、大きなサメが見えたと証言。近くにいた別の船も、体長5.5メートルほどのサメを見たと話しているという。

女性の死因は不明だが、西オーストラリア州政府では、傷口がサメに襲われた痕跡と一致していたことなどから、体長3メートル以上あるホオジロザメに襲われた可能性が大きいと判断した。

この付近では5月31日にも、パース南部のマンデュラでサーフィンをしていた29歳の男性がサメに襲われて片足のひざから下を失い、搬送先の病院で6月3日に死亡した。

オーストラリアの保護団体の統計によると、同国全土でサメに襲われた事例は2015年の1年間で33件の報告があり、うち2人が死亡した。今年に入ってからは11件報告されていたが、死亡したのは今回の2人が初めてだった。

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