ISISのドローンが爆発、クルド兵ら4人死傷 イラク北部

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モスル近郊での襲撃でISISがドローンを使用したという

モスル近郊での襲撃でISISがドローンを使用したという

イラク北部アルビル(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が支配するイラク北部モスルの近郊で、クルド地域政府の治安部隊ペシュメルガの防御拠点に対してISISの無人機(ドローン)による攻撃があり、ペシュメルガの兵士2人が死亡、フランス軍の要員2人が負傷していたことが13日までに分かった。ペシュメルガの高官が明かした。

同高官によると、ドローンによる攻撃は2日に発生。使用されたドローンは何らかの爆発物を搭載していたという。米主導有志連合のドリアン報道官によれば、ISISが使うドローンの大半は監視用で、爆弾などを投下するわけではないという。今回のドローンは通常の監視機と違い、地元部隊の要員が調査のために拾ったところ爆発したという。

イラク北部で取材するCNNの記者は、無人機の残骸の画像を調べた結果として、「市場で容易に手に入る中国製の安価なドローンとみられる」と指摘。ISISが爆発装置としてドローンを使ったのは、同記者の知る限り初めてのことだとしている。そのうえで、シンプルで安価なドローンを簡単に入手し、爆発物を搭載できる現状に懸念を示した。

ドリアン報道官によれば、ISISは過去にもドローンを使ったことがある。ISISが市販の商用ドローンを使用しているとの報告が複数寄せられており、その中には爆発物を移送するためにドローンを使ったとされる例もあるという。

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