ラフサンジャニ元大統領が死去、イラン穏健派の中心人物
テヘラン大学のモハマド・マランディ准教授によると、アフマディネジャド氏は主に低層階級を、ラフサンジャニ氏は主に上流中層階級を支持基盤とした。
ラフサンジャニ氏は政界では政敵からも広く尊敬を集めていたが、国民の評価は分かれており、「リベラル経済政策のために貧富の格差が拡大したという批判がある一方で、支持者らはそうした政策のおかげで国の基幹インフラが整備されたと評価している」という。
最高指導者ハメネイ師も追悼談話を発表し、「ハシェミの死去により、私が知る中で歴史の浮き沈みを長い間共有してきた人物はもう誰もいなくなった」と述べてラフサンジャニ氏をしのんだ。