ラフサンジャニ元大統領が死去、イラン穏健派の中心人物
(CNN) 欧米との関係改善に尽力したイランのアクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ元大統領が8日、心臓発作のため死去した。82歳だった。イラン国営通信が伝えた。
ラフサンジャニ氏は1989年から97年まで大統領を2期務め、イラン政界で強い影響力を持ち続けた。死亡時は議会と監督者評議会の間の争いを解決する公益評議会の議長を務めていた。
イラン国営テレビ局IRINNは、画面に黒い帯を表示して弔意を表した。
ラフサンジャニ氏を後ろ盾としていたロハニ大統領はツイッターで、「革命と政治の偉大な精神、忍耐と復活の象徴が昇天した」と同氏をしのんだ。
ラフサンジャニ氏はイラン穏健派の中心的存在で、2005年の大統領選で強硬派のアフマディネジャド氏に敗北した。