腐った肉の流通で業者摘発、各国が輸入停止 ブラジル
問題が発覚したのは鶏肉が中心だが、安全を期してブラジルからの食肉輸入を一時的に全面禁止する国も相次いでいる。
ブラジル警察は17日の時点で、問題の肉の一部が公立学校の給食に使われたほか、一部はイタリアとスペインに輸出された形跡があると説明していた。連邦政府の検査官は30人以上が捜査の対象になっている。
テメル大統領は懸念を払拭してもらおうと、食肉を輸入している国の大使をステーキハウスに招き、ブラジルの衛生基準は「非常に厳しい」とアピールした。政府は警察が捜査に乗り出したことを制度が機能している証と位置付け、韓国がブラジルからの食肉輸入制限を撤回したことも評価している。