ロンドン橋で歩行者に車突っ込む、レストランには刃物男 英首相「テロの可能性」
(CNN) ロンドン中心部のロンドン橋で3日夜、ワゴン車が暴走して歩行者に突っ込み、多数がなぎ倒された。また、近くにあるレストランに大きな刃物を持った男が押し入り、店内にいた2人を刺した。それぞれ目撃者がCNNに語った。
ロンドン警視庁はロンドン橋と市場での両事件をテロと断定した。メイ首相も声明でテロ行為の可能性があると明言した。負傷者の人数などは発表されていない。
ロンドン橋の目撃者によると、テムズ川を北から南へ渡っていたワゴン車が暴走して反対側の車線へはみ出し、バス停に突っ込んで複数の歩行者をはねた末に停止した。空中に6メートルほど飛ばされた人もいたという。
目撃者の男性はCNNに「倒れたまま動かない人が5~6人見えた」「ワゴン車は歩行者を狙って突っ込んだようだった」と語った。
橋には当時100人ほどの歩行者がいたという。この男性は、約10分後に銃声のような音が聞こえたとも話している。
ロンドン橋のすぐ南側に位置する食品市場「バラ・マーケット」のレストランでは、刃物を持った男が仕切りの奥に隠れていたウエートレスの首を刺し、さらに男性の背中を刺して、店の外へ逃げたとされる。
店内の客らは地下に避難したという。店の近くから逃げようとする人々で、周囲は騒然となった。