ベネズエラの反体制指導者2人、自宅から連行

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レオポルド・ロペス氏(左)とアントニオ・レデスマ氏が連れ去られた

レオポルド・ロペス氏(左)とアントニオ・レデスマ氏が連れ去られた

カラカス(CNN) ベネズエラで1日未明、反体制派の指導者2人が自宅から連れ去られた。家族らは情報当局に連行されたとの見方を示している。

このうち1人は、7月に軍刑務所から釈放されて自宅軟禁下に置かれていたレオポルド・ロペス氏。

同氏の妻は「どこへ連れて行かれたのか分からない。夫に何かあったらマドゥロ大統領の責任だ」とツイートし、連行の現場とされる映像を投稿した。映像の中で同氏を乗せて走り去る車には、情報当局を示す「SEBIN」の文字が書かれていた。

ロペス氏は2014年に反体制デモを扇動したとして拘束され、翌年禁錮14年の刑を言い渡された。

2週間前には、マドゥロ氏への抗議を呼び掛けるビデオをインターネットに投稿。マドゥロ氏や支持者らの狙いは民主主義を覆し、国民に「絶対服従」を強いることだと訴えていた。

もう1人は、15年に逮捕されるまで首都カラカスの市長を務めていたアントニオ・レデスマ氏。妻子のツイートによれば、やはりSEBINに連行されたという。同氏の娘はビデオ声明で「父はパジャマ姿のまま、顔を隠した迷彩服姿の男たち連れ去られた。行き先は分からない」と述べた。

ベネズエラでは30日、憲法改正に向けた制憲議会選挙が実施され、マドゥロ氏が勝利を宣言した。選挙は同氏による独裁体制強化の動きとして国際社会から非難を浴びている。

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