大雨で土砂崩れ、205人死亡 シエラレオネ
(CNN) アフリカ西部シエラレオネの首都フリータウン近郊で14日早朝に大規模な土砂崩れが起き、大きな被害が出ている。政府当局者や支援機関によると、死者は数百人に上る恐れがある。
赤十字国際委員会(ICRC)の現地報道担当者によると被災者は1000人を超えた。これまでに205人の遺体が収容されたが、死者数はさらに増える見通しだという。
コロマ大統領は14日の演説で、一部地域が洪水と土砂崩れで甚大な被害をこうむっていると述べ、「全国民の悲劇だ」として遺族らに弔意を表した。
大統領報道官は、まず被災者の捜索と救援に全力を挙げると強調した。最も被害が大きかったのは首都から数キロの街だという。
警察や軍の要員が出動し、全ての病院が受け入れ態勢を取っている。
フォ副大統領がロイター通信に語ったところによれば、がれきの下に数百人の遺体が埋まっている可能性がある。
国連のシエラレオネ事務所はツイッターを通し、被害状況の把握と対応の準備を進めていると述べた。