兵士の体内から全ての寄生虫が取り除かれた。最も大きいものは体長27センチもあったという。
イ医師は「彼のことをとても誇りに思う。自由のために北朝鮮から逃げ出した。言うのは簡単だが、そうするのはとても難しい。だから、私は彼を称賛する」と述べた。
2日後に3時間超の手術を行った。兵士は医師団も驚くほどの回復ぶりを見せているという。
脱北兵は歩いたり話したりするほか、自分でトイレにも行けるという。容体は安定しているが、状況は依然として厳しい。兵士は結核やB型肝炎にかかっており、体調の回復に影響を与えている。兵士は精神科の治療も受けているという。
兵士は悪夢に悩まされ、何度か自分がまだ北朝鮮にいるのではないかと恐怖を示したという。このことから、イ医師は兵士を安心させるために病室に韓国の国旗を飾ることにした。