「核武装した北朝鮮とは共存できず」 米大統領補佐官が語る
ワシントン(CNN) 米国のマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)は19日朝、米CBSテレビとのインタビューで「米国は核武装した北朝鮮との共存というリスクを受け入れるわけにはいかない」と語り、北朝鮮による核兵器獲得を断固阻止する姿勢を改めて示した。
米政権内部では、北朝鮮への対応などをめぐってトランプ大統領とティラーソン国務長官の意見の相違が指摘されている。トランプ氏は北朝鮮にあらゆる手段で圧力をかけると主張しているのに対し、ティラーソン氏は交渉重視の立場を示してきた。
しかしマクマスター氏は、両者の相違が障害になることはないと主張。トランプ氏は「今は交渉の時ではない」との考えを明確に示していると強調した。
米国ではボサート大統領補佐官(国土安全保障担当)が18日、今年5月のサイバー攻撃は北朝鮮の犯行だったとする見解を正式に発表した。
ボサート氏も19日、この犯行がどのような結果を招くかという質問に対し、「大統領は北朝鮮側の行動を変えさせるため、住民を飢えに追い込む以外のあらゆる手段を行使してきた。圧力をかける余地はあまり残っていない」と述べて、強硬姿勢を示唆した。